2月の暦菓子は「草餅とうぐいす餅」です。
蔵王産よもぎを練り込んだ弾力のある餅生地でこし餡を包み、薫り高く仕上げた「草餅」。
北海道産小豆の粒餡をやわらかな餅生地で包み、国産青大豆から作られたきな粉をまぶし、愛らしい鶯の形を表現した「うぐいす餅」。
春の訪れを感じさせる2種類の和菓子を、是非お試しください。
<詳細>
価格:486円(税込)
入数:各1個
特定原材料:乳税分、大豆
販売店舗:中納言本店、藤原店、岡山高島屋店、天満屋岡山店、さんすて岡山店、倉敷店、倉敷雄鶏店
販売期間:2月15日(木)~2月21日(水)
※数量限定ですので、事前にお電話にてご予約をお勧めいたします。
●草餅とうぐいす餅の歴史
草餅のルーツは中国にあります。平安時代から宮中行事の際に、貴族が食べていたという記録が残っています。かつては、キク科の母子草(春の七草のゴギョウ)を使用し、「母子餅」と呼ばれていましたが、やがて繁殖力が強く薬効も期待できるヨモギに代わっていきました。江戸時代の頃からは、生命力の強いヨモギにあやかりたいという願いをこめて、健康長寿を祈る人々が桃の節句のお祝いに草餅を食したと言い伝えられています。今では春の訪れとともに和菓子屋に並ぶ、春を代表するお菓子となっています。
うぐいす餅は1580年頃、奈良県で誕生したといわれています。大和郡山の城主だった豊臣秀吉の弟・秀長がお茶会に秀吉を招いた際に献上された餅菓子の美味しさに喜んだ秀吉が、鶯に見た目が似ていることから「鶯餅」と命名したのが由来とされています。