8月の暦菓子のご案内です。
8月の暦菓子は、「栗水まんじゅうと餡わらび」です。
ーー夏のひとときに、涼やかな甘みをーー
つるりと喉ごしの良い夏の涼菓、
「栗水まんじゅう」と「餡わらび」が登場しました。
「栗水まんじゅう」
葛粉と寒天を合わせた透明感のある生地で、国産栗の自家製栗きんとん餡をやさしく包みました。
一口ごとに広がる、濃厚な栗本来の味わい。
「餡わらび」
国産の本わらび粉を使用した、なめらかな生地でこし餡を包み、香ばしい焙煎きなこをふんわりまぶしました。
どちらも冷やしていただくと、暑い日にもすっと食べやすく、より一層おいしくお召し上がりいただけます。
夏の和菓子時間に、涼をお楽しみください。
<詳細>
価格:486円(税込)
入数:各1個
販売店舗:中納言本店、藤原店、岡山髙島屋店、天満屋岡山店、さんすて岡山店、倉敷店、倉敷雄鶏店
販売期間:8月15日(金)~8月21日(木)
※数量限定ですので、事前にお電話にてご予約をお勧めいたします。
●水まんじゅうとわらび餅
水まんじゅうの発祥は名水の地としても有名な岐阜県大垣市で、明治初期に誕生しました。
お菓子の「わらび餅」が歴史に登場するのは平安時代で、醍醐天皇(885~930)がわらび餅をこよなく愛し、「太夫」の称号を与えたとする口伝が残っています。室町時代に入ると、茶の湯文化の発達によりわらび餅は飛躍的に洗練され、茶の子に用いられたことで改良が進み、京の都を中心に各地への普及にもつながったといわれています。
江戸時代には原料不足で危機を迎えるが、わらび澱粉に「葛粉」を混ぜるなど代替素材が発明されたことで、わらび以外の素材でわらび餅をつくる方法に道を開くこととなり、現在は素材の種類がさらに増えており、わらびが無くても、わらび餅を安定して作ることが可能となりました。