10月の暦菓子のご案内です。
今月は、栗を贅沢に使用した二種類の伝統的な和菓子で、
秋を存分に味わって頂ける商品をご用意しました。
【栗上用】
愛媛県産の一粒栗と北海道産小豆のこし餡を生地で包み、ふっくらと蒸し上げました。
【栗蒸し羊羹】
愛媛県産の栗ペースト、小麦、澱粉などを練りこんで蒸しあげた、むっちりした食感の羊羹です。上面に栗の甘露煮をいっぱい敷き詰めています。
<詳細>
価格:486円(税込)
入数:2個入り
販売店舗:中納言本店、藤原店、岡山髙島屋店、天満屋岡山店、さんすて岡山店、倉敷店、倉敷雄鶏店
特定原材料等:小麦、やまいも
販売期間:10月15日(水)~ 10月21日(火)
※数量限定ですので、事前のご予約をお勧めいたします。
※ご予約は各直営店舗にて賜っております。
●羊羹
蒸しようかんは、ようかんの中でも1番歴史が古く、中国から日本に伝わったのは鎌倉時代から室町時代にかけてです。
当時は甘くなく、漢字で「羊羹」と書く通り、羊の肉を使ったスープのような料理でした。
禅宗では肉食が禁じられていたため、羊の肉の代わりに植物性の材料を混ぜ蒸し固めたものをスープに入れており、これがようかんの始まりと考えられています。
当時は砂糖が高級品だったため、味付けには甘葛などの甘味料を使用し、小豆を小麦粉または葛粉と混ぜて作る蒸しようかんが主流でしたが、その後、18世紀には砂糖が国内で広く生産されるようになり、江戸時代後期に寒天を使用した練りようかんが誕生しました。